2017年2月18日土曜日

チョコレート(2)栄養

しばしば栄養学にも言及した『食道楽』ですが、流石にカカオ&チョコレートの栄養についての言及には到らず・・・。なにせ、栄養科学は1910年代、大正以降。村井弦斎の活躍した時代は、まだ脚気の原因も解明されていなかった時代です。
今ですら、チョコレートをミネラル分ととらえている人は少ないでしょう。殊、日本においては、規定もなく、カカオ以外の成分が沢山使われているのですから。

一方、世界のチョコレートの1/3を消費しているEUの国々では、「総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、無脂カカオ固形分2.5%以上、カカオバター以外の代用油脂5%でないと、チョコレートとは言えない」という決まりがあるのだそうです。ベルギーに至っては「カカオ以外の油脂が入ったモノはチョコレートではない!」と100%宣言。こういう事情なら、話は別です。

カカオには、カルシウム、ビタミンA,マグネシウム、銅、鉄、リン、亜鉛、マンガン、等々、ミネラルが豊富(!)。そうそう、ポリフェノールもいっぱいです。

「カカオいっぱい=ヘルシー」のイメージがわいてくるではありませんか。

食材辞典をみると
ココア 性味:平・苦・甘 帰経:肺・心・大腸・胃 
    効能:経絡を暖め、気巡り、血流促進。
       肌の若返り効果、抗酸化作用、整腸作用がある。


思い立って10年(?)ぐらい前にマイブームでしこたま作ったショコラフォンデュを、久々に作ってみました。
カカオとチョコレートに卵とバター、小麦粉少々が加わりますが、チョコレートたっぷり。エクストラビターで濃く濃くビターに。
ケーキの形態にすると、どうしても砂糖+バターが加わるので、やはりチョコレートのまま頂くのが一番かもしれません。ま、たまには心の栄養を♪




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