2013年3月22日金曜日

陳年普洱茶

年代物の普洱茶(陳年普洱茶)を試飲しました。
普洱茶(生茶=麹菌を添加せず自然の菌によりじっくりはっこうさせるタイプ)は熟成のピークは40年とか。とはいえ、製造年だけでは語れない(!)ということを、ひしひし感じさせてくれるお茶の数々・・・。
写真(1)は、中国文化革命期'70年代の普洱茶。
人力ではなくソビエト製のプレス機で圧縮された為、ものすごーく堅く押しつぶされています。人力で作る際にできる真ん中のくぼみがありません。(代わりに機械の跡のプツプツが・・・。)
それでも、四十年もの年月を経て、それなりに熟成してまろやかに・・・!?? と思いきや、塊の外側は熟成しているものの、空気に触れる隙間の無い芯部は、まだ青くささが残っているのでした(!)。
負の遺産的お茶・・として、これはこれで、骨董品的存在なのだとか。
これより10年若い80年代のものは、ずーっとまろやかで、渋みも無くなっています。
砕いてから保存しておくと熟成が早いのですが、これまた堅くて崩せない・・・・。
いやはや・・・。
今も文革の歪みがこんな形でのこっているのかと思うと、お茶の渋さもあいまって、口をすぼめてしまいます。


それはさておき、 熟成の楽しみをおぼえ、手持ちの普洱生茶の「成長」が一層楽しみになってきました。ここは辛抱強く「陳年」にして飲むぞ〜〜〜〜〜っ!


'70年代のお茶

2007年のお茶(厚さと形の参照まで)

熟成している茶葉とそうでない茶葉・・色で分かります。



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